まるごと!最年少ファイナリストのハオラオって〜第18回ショパンコンクールアルバム作ってみた

ハオラオ ショパンコンクール -音楽・ピアノ

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第18回ショパンコンクールでは最年少17歳でファイナリストとなったハオラオさん。この夏は日本で「ラオ・ハオ&沢田蒼梧 ジョイントコンサート」なども予定されていたのに、来日できず公演が中止になってしまい。。ファンはもちろん、ご本人もどれだけがっかりしてる事かと思うとホントに残念。そんな話題を見ていて「そうだ、ショパンコンクールの演奏を聴くしかない!」って思いたち、ハオラオさんのプロフィール、インタビュー、全演奏リンクなどをまとめてみました。

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ラオ・ハオ プロフィール

ハオラオ ショパンコンクール
XVIII Chopin Competition photo

姓がラオで名前がハオですね。この記事ではニックネーム的にハオラオさんって呼んでます!

饒灝(ラオ・ハオ)/ Hao Rao 

誕生日:2004年2月4日

中国湖南省吉首市出身。4歳からピアノを始め、8歳から星海音楽学院(広州市)ピアノ科准教授李穂栄(Vivian Li)博士に師事、現在(2021年12月)は同学院付属中学高校3年在学中。

受賞歴

2017年 (中国)「珠江・カイザーバーグ」国際青少年ピアノコンクール 音楽専攻グループ 第1位

2017年 (中国)第8回スタンウェイ全国青少年ピアノコンクール 音楽専攻ジュニアグループ 第1位

2018年 (中国北京)第17回星海杯全国ピアノコンクール 音楽専攻グループ 第1位

2019年 (デンマーク)オーフス国際ピアノコンクール ジュニアグループ 第3位

2019年 (中国)第3回若い音楽家のための珠海モーツァルト国際コンクール Bグループ 第3位

2019年 (アメリカ)ヴァン・クライバーン国際ジュニアピアノコンクール セミファイナリスト

2019年 (中国北京)若いピアニストのためのショパン国際コンクール ジュニアグループ 第5位

2021年 (アメリカ)ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクール

ヤングアーティスト部門 第3位

2021年 (アメリカ)ミネソタ国際e-Pianoジュニア・コンクール 第2位

2021年 (ポーランド)第18回ショパン国際ピアノコンクール ファイナリスト

出演歴

これまでに深圳交響楽団、(オーストリア)ザルツブルク室内管弦楽団、中央音楽学院交響楽団、星海音楽学院交響楽団、寧波交響楽団、中国国家大劇院管弦楽団、瀋陽交響楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団等と共演。13歳の時に、広州大劇院スタンウェイホールにて初のソロリサイタルを実施し、ショパンのエチュード全27曲を披露、好評を博した。2021年は中国全国でコンサートを多数実施、最も注目されている若手アーティストの一人。

その他

星海音楽学院「成績最優秀者人材育成プロジェクト」の対象者。2019年から2021年、3年連続カナダの「モーニングサイド・ミュージック・ブリッジ」プロジェクトの奨学生に選ばれ、アメリカのニューイングランド音楽院のサマースクールと「ミュージック・ブリッジ・フューチャー・アーティスト」のコンサートに参加。

海外の評判

アメリカのヴァン・クライバーン国際ジュニアピアノコンクールにて、ラオ・ハオの演奏は現地のメディアに「優雅な歌唱性と超絶技巧を備えたロマンチックなスタイル」と評価された。2021年10月ポーランドワルシャワで行われた第18回ショパン国際ピアノコンクールにて、ラオ・ハオは決勝まで進んだ最年少の中国人コンテスタント。イギリスの「グラモフォン」、イタリアの「クインテット・パラレル」、ポーランドの「ザ・ショパン・クーリエ」などのメディアに取り上げられた。ポーランドの新聞紙はこう報道した:並外れた才能を持つ中国からの17歳の天才少年ピアニストラオ・ハオ、彼の演奏は優しさ、優雅さ、情熱溢れるパワー、ロマンチックな気質が揃っている。若いラオ・ハオはビスワ川の傍らで生まれ育っていなくても、ショパン作品の良い演奏者になれることを証明した。

株式会社揚帆起航 饒灝(ラオ・ハオ)

ラオ・ハオ 第18回ショパンコンクール インタビュー

XVIII Chopin Competition インタビューより コンクール前の参加者インタビューです。長いので簡単にまとめます

ハオラオ ショパンコンクール
XVIII Chopin Competition video

「こんなに大きなステージは初めてだったので、予備予選は自分にとってとても大切なものでした。ジュニアのコンクールは卒業して自分が成長できたと思います。正直、ストレスは感じず落ち着いて楽しむ事ができました。雰囲気も良く素晴らしいステージでした」

最初にショパンと出会った時の事を覚えていますか?→ 「小さな頃母がいろいろな音楽を演奏してくれました。その中にショパンもあって、メロディーが美しく大好きでした」

どのようにコンクールの準備をしたのですか→ 「最初に先生が作品を解釈する時間をくれたのでまずは作品について自分の考えを話し、それからコンクールに適している曲を話し合って決めました。先生と、全てのパフォーマンスについて問題を解決しながら練習を進め、曲の準備ができたら先生が演奏の機会を作ってくれたので本番の経験ができました。」「他には、著名なピアニストや以前の参加者の演奏録音を沢山聴きました。ルービンシュタイン、ツィメルマン、アルゲリッチの演奏はその名声以上で好んで聴きモデルとしました。有名ピアニスト以外にも仲間の演奏も聴き、様々な演奏からインスピレーションを得たのです」

ショパンコンクールに参加する意味は→ 「自分の解釈やショパンの音楽に対する姿勢を皆んなに分かってもらう為に、自分の魂の中にあるショパンとは誰なのかを表現したい」

好きなショパンの作品は→ 「ピアノコンチェルトの1番。とても正直な作品で故郷への憧れや思い出を表現している。シンプルで生き生きとしたイメージ」

あなたにとってショパンとは→ 「愛国者で英雄、そして繊細で感情的です。ステージでは彼の音楽を通して自分の心を表現しています。自分がその時に感じている全てを聴衆にも感じてもらうことができる音楽で、ショパンはみんなが共感できる作曲家だと思います」

ってお話です!

「初めての大きなステージ」って言ってるけど、それでショパンコンクールでファイナリストになるって本当にスゴイ!インタビューもしっかりしてるけど初々しくって。このフレッシュな彼の演奏が聴ける事に感謝です。これからも彼の成長とともに「音楽がどんどん変わっていくんだろうな」って考えると、この第18回の演奏は永久保存版だ〜なんて思っちゃいます。今後がとっても楽しみなハオラオさん。いつかライブ演奏聴いてみたいです♡

ラオ・ハオ 第18回ショパンコンクール全ステージ曲目ごと動画リンク

以下はハオラオさんが第18回で演奏した全曲のYouTubeリンクです

演奏:スタインウェイ479

予備予選

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11.00 – 11.30 HAO RAO (Chiny / China) https://chopin2020.pl/en/competitors/…

  • Nocturne in D flat major, Op. 27 No. 2(01:12:35)
  • Etude in F major, Op. 10 No. 8 (01:18:58)
  • Etude in G sharp minor, Op. 25 No. 6 (01:21:39)
  • Mazurka in G sharp minor, Op. 33 No. 1 (01:23:48)
  • Mazurka in D major, Op. 33 No. 3 (01:25:34)
  • Barcarolle in F sharp major, Op. 60 (01:28:31)

1次予選

20.00 – 20.30 HAO RAO (Chiny / China)

  • Nocturne in D flat major, Op. 27 No. 2 (3:05:20)
  • Etude in A flat major, Op. 10 No. 10 (3:11:32)
  • Etude in A minor, Op. 25 No. 11 (3:14:17)
  • Scherzo in B flat minor, Op. 31 (3:18:26)

2次予選

  • Ballade in A flat major, Op. 47 (0:23)
  • Waltz in A flat major, Op. 34 No. 1 (08:42)
  • Barcarolle in F sharp major, Op. 60 (14:44)
  • Andante spianato and Polonaise in E flat major, Op. 22 (24:21)

3次予選

Berceuse in D flat major, Op. 57 (2:38)

Sonata in B minor, Op. 58

  • Allegro maestoso (8:11)
  • Scherzo. Molto vivace (17:33)
  • Largo (20:24)
  • Finale. Presto non tanto (30:13)

Mazurkas, Op. 33

  • No. 1 in G sharp minor (35:55)
  • No. 2 in C major (37:38)
  • No. 3 in D major (38:57)
  • No. 4 in B minor (41:15)

Polonaise in A flat major, Op. 53 (46:05)

本選 ファイナル

THE WARSAW PHILHARMONIC SYMPHONY ORCHESTRA http://filharmonia.pl/en/o-nas/orkiestra

ANDRZEJ BOREYKO dyrygent / conductor http://filharmonia.pl/en/o-nas/orkies…

Concerto in E minor, Op. 11

  • Allegro maestoso (0:36)
  • Romance. Larghetto (21:19)
  • Rondo. Vivace (31:34)

第18回大会 結果発表

最終順位や特別賞、日本人のみなさんの健闘、審査員長のお話などまとめました。

第18回大会 審査結果・審査員の採点表

審査方法、ピアノ選び、参加者別採点表の一覧、日本人参加者の採点表一覧などまとめました。各審査員の先生方がどのように採点したか分かる表のリンクも貼ってます。

↓沢田蒼梧さんの全演奏リンクまとめ

↓ショパンコンクール史上最年少で優勝したユンディ・リ

↓小林愛実さん、反田恭平さん、角野隼斗さん、バラード2番聴き比べ

↓音楽いろいろ

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