表紙写真：RTHK
独ビオンテック社ワクチンの蓋にダメージがあったことから、ビオンテック社ワクチン接種が一時停止になってしまいました。詳しくは領事館のメールが教えてくれます。
日本領事館からのお知らせメール
・24日、香港及びマカオ政府は本日から当面の間、全てのBioNTech/復星医薬のワクチンの接種を停止すると発表しました。
24日、香港・マカオ両政府は以下の内容のプレスリリースを発出したところ、お知らせします。
（１）BioNTech/復星医薬のワクチンの両政府調達分について、ワクチンの瓶の蓋部分に包装上の瑕疵があることが判明し、BioNTech/復星医薬が調査を開始した。
（２）同社は、現時点において製品の安全性に問題は認められないと述べているが、一方、香港・マカオの両政府は、24日（水）から当面の間、同社ワクチンの接種を停止する。
（香港政府プレスリリース）
https://www.info.gov.hk/gia/general/202103/24/P2021032400237.htm
（香港政府ワクチン情報サイト）
https://www.covidvaccine.gov.hk/en/
（マカオ政府プレスリリース）
https://www.gov.mo/zh-hant/news/370117/
（マカオ政府ワクチン情報サイト）
https://www.ssm.gov.mo/apps1/covid19vaccine/ch.aspx#clg18772
在香港日本国総領事館 新型コロナ（その98：香港・マカオのワクチン政策）
ビオンテック社のワクチンを予約した人は接種に行かないで
政府は「ビオンテック社のワクチンを予約した人はワクチンセンターに行かないように」アナウンスしています。
RTHKによると、ワクチン停止の発表があったのは24日水曜午前10時ですが、すでにワクチンセンターに行ってしまった人たちはマスクを一箱もらって帰らされました。「もっと早く教えてほしかった」「何故自分の予約がキャンセルされたかの説明がなかった」と不満に思う人や「早くワクチンを接種して安心したかったのに、また待つことになる」とがっかりする人もいたそう。
その後の記事では、ビオンテック社ワクチンについて現場から容器のひび割れ、加圧による瓶からの液漏れ、キャップの緩み、瓶の外側の汚れなど、57件の問題が報告されているとあります。
今週の土曜日から2回目接種を受ける人達がスタートする予定です。政府はそれに間に合うように調査が進むよう希望しているということです。もし間に合わない場合、専門家によると第1回目接種から42日間までは2回目接種が可能ということです。又、2回目に違うブランドのワクチンを接種しないで、政府の発表を待つよう言っています。
これまでにワクチン接種後に亡くなった方は10名。9名がシノバック社。1名がビオンテック社です。いずれもワクチン接種との直接の関係は確認されていません。
→RTHK No links between deaths and Covid jabs: panel
今後しばらくは政府の発表に注目です。
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