[ピアノ] いつまでたっても間違える〜マッスルメモリー・指使い

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本番が近いんだけど、10回弾いて「弾けた〜!」って思えるのは7回くらい=約70%。途中でミスが出る。たま〜にどこかで止まったり、弾き直したり、もっとたま〜に忘れちゃったり。。することもある。。あるある。。

ど〜していつまでたっても「どこかで」間違えるんだろう。

→ それは指使いがしっかり決まっていないから!

質問で〜す ←自分に?!

必ず同じ指使いで弾いてますか?全部です。1分の曲でも10分の曲でも同じ。全ての音を毎回必ず同じ指使いで弾いてますか?

指使い マッスルメモリー

本番でピアノを弾く時に一つの音ごとに楽譜見て、鍵盤見て。。を繰り返す人はいないと思います。歩く時に「右、左。。」っていちいち考えてから足を見て確認しないのと同じ。体の筋肉が動きを覚えているから考えなくてもスラスラできちゃう。

ピアノだって速い動きをする時にいちいち考えているヒマはありません。だから体が覚えるまで練習します。

体で覚えるって具体的にどうするかといえば、筋肉が動きを記憶するまで同じ動作を繰り返すんです。これがマッスルメモリー (muscle memory)です。

ちょっと辞書で調べてみたけど。。

(1)繰り返し練習することによって身体感覚が一連の動作を把握し、明確に動きの手順を意識しなくても難なく同じ動作が再現できるようになること。いわゆる「体で覚える」こと。

weblio マッスルメモリー

↑そうそうコレコレ”意識しなくても”スラスラ〜

これが出来ていないと、「体が動きを覚えず不安定」→「いつまでたっても間違える」が解消されません。ピアノでは指使いがこのマッスルメモリーです。

指使いを決めない練習 = 無駄

繰り返し練習するときに、毎回違う指使いで練習している事を想像してみると。。

それって実は、繰り返してることになってない

だって「同じ動作」になってない!コワイ〜

これはもう事件です!あんなに時間使って一生懸命練習しても、毎回だいたいな指使いで「ある時はこの指」「またある時はあの指」。。って弾いてたら体はいったい何を覚えれば良いんでしょう??記憶しようにも記憶できない。記憶しかかった時に又別の動きが入ってきてマッスルが大混乱!

これがあちこちで起きるミスタッチや弾き直し、暗譜落ちの原因につながります。

指使いを決めないで練習する事は大きな無駄につながっちゃうのです〜

指使いを書く

じゃあ、どーやって指を決めれば良いのでしょうか〜〜??

何の曲だったか忘れたけど。学生の頃のレッスンで新しいピアノの先生が、一つのフレーズのダ〜〜って並んだ音符全てに指の番号ダ〜〜って書き込んだ時、ちょっと衝撃だったの覚えてる。多分、私がダ〜〜ってすごいスピードに任せてうっすらごまかして弾いたんだろうと想像する。

その時は衝撃だったけど、今はわたしもそうしてます。書きます。選択肢がありそうな箇所の指は全部書きます!

ちなみに私の手順だけど。新しい曲の最初の譜読みのときに、

  • 片手だけ弾いて上手く進めないところの指使いを書く
  • 書いたところの前後の小節を含めて速く弾いて指が回るか、次への移動に指が足りるかチェック。上手く行かなかったら別の指使いを考えて書き直し

書いた指使いは最終決定ではない

気をつけてるのは

  • どちらが良いか分からない時でも、とりあえず一度決めて書く
  • しばらく練習している間に問題があったり、もっと良い指使いが見つかったら前の指使いを消して、新しく書き直す

という事です。練習の過程で曲が成熟してくると、別の指使いの方が表現が良くなる、とか体の負担が減る、とかいろいろな理由が出てきます。その都度、何度でも変えれば良いのです。

大切なのは自分で

  • 「必要だから変えた」と理解していること
  • 変えたらその指でいつも練習すること

前の指使いを消して、必ず新しい指使いに書き直します。

だから鉛筆で書くんです〜〜!ペンで書くと大変な事になります〜!

*最初に本に印刷された指使いを変更したい時も同じ。消して書き直します。

まとめ

指使いを決める事で体が正しい動きを記憶してミスが減ります。

たくさん練習してすっかり身についてから指使いを変更するのは本当に大変!

最初の譜読みのときから、少し時間がかかるようでも「どの指で弾くのか。。」っていつも意識して「決めては直し‥」を繰り返していくと体がしっかり覚えて苦手なところや不安なところが減って「本当の遠回り」にならずにすむと思います。

真面目で練習熱心な人ほど間違いが体に染み込まないように気をつけましょう!練習しすぎは怪我につながることもあるから、出来るだけ無駄な動きは減らしたい。

↓怪我コワイ!

指使い考えるの楽しい

ただ弾くばかりが練習とは限らないので。。楽譜を見ながら「あ〜この指ならクレッシェンドしやすいかも!」とか「この指は‥ちょっと難しい!でも音の繋がりは私好みになりそう。しばらくコレで練習してみよう」なんていろいろな指使いを考えるのも楽しい。

皆んなが同じ楽譜を使っていても、指使い一つで同じ曲がぜんぜん違う演奏になったりします。あの紙のページからどんどん自分ワールドを作っていける楽しみ〜。指使い次第で音楽が色々な方向に広がります。

マッスルメモリーが助けてくれる

そして指使いを決める事で筋肉が動きをしっかり覚えて、演奏中のアクシデントで頭が真っ白になった時も指が動いて助けてくれたらなにより。

時間は無限に有るわけじゃないから、日頃から正しい練習で効率アップ!本番では自分のマッスルメモリーを信じて思い通りの演奏が出来るといいな〜。

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